今年は、2017年にリリースされたものを中心に、よく聴いたものや印象に残ったもの10作品+1ということで・・・(適当)
去年のやつ
2015年のやつ
2014年のやつ
Cornelius/Mellow Waves
真っ先にでてくるのはこの1枚。年間ベストを挙げるならこれです。
先行7インチの「あなたがいるなら」には非常に衝撃をうけた!
bpm60くらい?の、どこにビートの中心があるのか判らない、でも気になって思わず耳をすませてしまう、解きたくなるパズルのような「発明感」のあるナンバーだと思いました。最終的にはまとまっているという・・世界の小山田はやっぱすごすぎる。これぞfuture pop!!
あらためて、ジャンルを切り開くジャンルの人だなと思わせられました。
Fazerdaze/Morningside
ニュージーランドの新星SSW。このCDは今年最も車に積んでた。
Smashing Pumpkinsの「Mellon Collie And The Infinite Sadness」のdisc2を、現代のベッドルームポップの肩の力が抜けた感覚でやってみたような印象を受けました。
Alvvays/Antisocialites
カナダのドリームポップバンドの2nd。
同じくカナダのElectric Youthに近いなとも思いました。
Alvvaysと書いてAlwaysとよむ。
これもとても良かった・・・。ベストリヴァーブ大賞です・・・。ハードウェアのリヴァーブをいろいろ試したくなるアルバム。
Hi-STANDARD/The Gift
まさかアルバムが出るとは思ってもいませんでした(涙)。
やはり、ハイスタサウンドの根っこにはハードコアパンクにメタルやオールディーズ有り!と感じさせる内容でした。MAKING THE ROADでみせたボサノヴァとかラテンっぽいテイストをちょろっとやるような展開を期待していたのですが、どちらかというと97年のANGRY FIST寄りの、ストイックにメロディックパンクを鳴らしている印象。
パンクロックのみに限定しない幅広いバックグラウンドを持つツネのドラム(この人のドラムが大好きなんです)に、難波さんのボーカルにKENのコーラスが乗るのを聴いた瞬間・・18年くらい聴いてる身としては胸が熱くなりました。
FKJ/French Kiwi Juice
これもヘッドホンで聴くとめちゃくちゃトロピカル感がでるやつ。
mellowやTahiti80に代表されるフレンチポップの清涼感溢れるコードワークに、ソウルやダウンテンポ的などっしりとしたビートがカッコいい。
mellowやTahiti80に代表されるフレンチポップの清涼感溢れるコードワークに、ソウルやダウンテンポ的などっしりとしたビートがカッコいい。
これもきめの細かいビートセクションや、なによりステレオ感溢れる音像がすばらしく良いんだよな・・。(自分はCDで買っちゃったけど)アナログ盤で聴きたい1枚です。
CHAI/PINK
邦楽ロックの若手=保守的で音楽的な特徴の殆ど無い(歌詞とかネーミングの奇抜さばかりで、サウンド面での特記事項が無い)、無難の境地みたいな音楽だというマイナスイメージが自分の中でずっと続いていて、邦楽ロック離れが続いていたのですが、久しぶりにそれらの真逆を行く人たちを発見し、注目するようになって即購入した。
まず、曲構成やリズムの基本的な作り方が根本的に上述のJIS規格に則ってるみたいなバンド(笑)ととにかく逆。
ま、それが世界的には普通だと思うんですが。。
サウンドとしてはCIBO MATTO、deerhoof、CSSの影響下を感じさせる要素があると思いました。あと、最近のだとabram shookとかも近いのかな?
Vaarwell/HOMEBOUND 456
ポルトガルのアブストラクト感のある3人組インディーポップバンド。
bandcampで買った。
音数としてはシンプルな構造なんですが、ひとつひとつの音色やリヴァーブ使いが存在感あって、どれかがおまけみたいな感じになっていないあたり、打ち込みやサンプリング主体で作っている人もしくは挑戦してみようとしている人は参考になるのではないでしょうか。
NIKIIE/TRANSFER
アニコレを思わせるエグいジャケが印象的なミニアルバム。
まるでモンスター化したウッドベースがじわりじわりと迫り来るような、へヴィな中にコズミックなシンセのリフレインが耳に残る「Maybe I'm okay」がめちゃくちゃカッコいい!
個人的に、radiohead/A Moon Shaped Poolに通じる空気感があると感じました。
この感じを出せる日本人って、他にどれだけいるだろう?鬼才だなと…。 自身初のセルフプロデュース作らしいが、第2期のNIKIIE(名前の由来)はただのアザー・サイドではなく、紛れもなくオルタネイティブポップをAサイドとして攻めるスタイルなのかな。
Masha Qrella/Pale Days[cassette tape EP.]
マーシャ・クレラはドイツのアーティストなんですが、結構前からアナログ盤を聴いてたりして来日したら行こう!と考えてました。そんななか、来日ツアー、それも近所の水戸のMinervaというカフェにライヴしに来ると聞いて即チケット予約しました。
マーシャ本人には愛聴している過去のアルバムに、サポートドラムの、これまた大好きなIt's A MusicalのロバートにもCDにサインをもらった!


V.A/Crépuscule For Café Après-Midi 2
ここだけ時代がさかのぼります。
ベルギーの老舗レーベル・クレプスキュールのコンピはどれもいいなぁと感じるのですが、そのなかでも今年買って一番聴いたものがこれ。
クレプスキュール周辺の音源は、これからの時代のエレポップはもちろん、ポップソングやロックナンバーにも、どっかしらで取り入れると面白いんじゃないかなぁと感じられるフレーズの宝庫だと思います。
cruyff in the bedroom/HATE ME
こちらは初回特典のリミックス盤で自分が参加させていただいた盤ということで、[特別編]ということで。
曲目はトラック8「I'm foating into your seventh heaven」を担当させていただきました!
原曲の、RIDEさながらのディストーショナルかつキラキラしたロックサウンドと打って変わって、ハタさんの書く美メロを活かした、テクノときどき南国的!みたいなリミックスに仕上がっております。
リミックスしてて非常に楽しかったです。
なお、本作品のアナログ盤が2018年1月下旬にリリースが決定しまして、そちらは上述のリミックス盤を含む2枚組となります。
以下、トラックリスト
さらに、このアナログ盤リリースパーティー[Total Feedback-HATE ME]が高円寺highにて2018/1/28(SUN)にて行われるのですが、わたくしノハラがDJとして出演させていただきます!For Tracy Hydeの夏ボも一緒!楽しみですね。
是非とも遊びにいらしてください。
以上、今年よかったと思った音楽でした。
まだまだいろいろあって挙げてたらキリがないのですが、パッと思いついたもの10選(+1)でした。
いまからCuicks忘年会にいってきます。
良いお年を!
ノハラユーキ
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Cuicks 1st album
warp
NOW ON SALE
M1.misused rock
M3.WHILE YOU WERE DREAMING
M5.snowy
M6.facilitator
M7.DWOO
M9.awakening
2,000JPY (+TAX) THPM-003
whirlpool / Tasting Headz Production
■アルバム特設サイト[special site]